冬の花壇を華やかにしてくれる代表格といえばパンジーやビオラ。毎年のように新品種のデビューがあり、花好きをワクワクさせてくれます。なかでも最近気になっているのは、その個性的な形や、ちょっと無い複雑な色のビオラです。個人で育種をされている方の苗です。今回はノックスと、個人育種家さんたちの苗を見に、愛知県豊田市のとよた花菜(はな)工房さんを訪ねました。
花を創る人
見たこともない美しいビオラが咲く所があるというので、ノックスも行ってみることにしました。どうしてそこには珍しいビオラが咲くのでしょうか?ビオラの育種家さんのお話をもとに作った絵本動画です。
個人育種家って聞きなれないけど…
知らなかったのですが、一年で登録される種苗登録者のなんと4分の1が個人育種家なのだとか。日本には、1000人余りの個人育種家がいるそうで、新種の創出に力を注がれているということです。そしてその技術は世界でも高く評価され、品種の多様性ではトップレベルらしいですよ。
とよた花菜工房さんにお邪魔しました。
ノックスと一緒にお邪魔したのは、とよた花菜(はな)工房さん。ここでは育種家の川越ROKAさんや、落合けいこさんの花絵本ビオラが育てられています。
ROKAさんのビオラです。澄んだ深い紫の中心に、パチパチと星のように入る斑点がきれいだなぁと、見惚れていました。茎が長くてフワリと揺れる魅力的なビオラでした。
花絵本ビオラです。ふりふり感とこの透明感のある淡い色がすごく素敵でした。個人育種家さんの花は個性があって、寄せ植えにする時の夢が広がります。市販の苗では、花つきの良さや、こんもりしげるとかが優先されるのか、繊細さには欠ける気がしました。
お花畑のようで癒される
ハウスの中はお花畑にいるようで、いい香りと柔らかな光が降り注いでいて気持ちがイイです。
時々、人間以外のお客様もいらっしゃるようで、ノックスのほか、インコさんとか、蝶ちょさんとか。
葉ボタンが何だか美味しそうに思えるのは、私だけでしょうか?
手作りの台車です。子供用自転車の車輪でしょうか?カワイイです。
花菜工房さん、もくもくと作業中です。ひとつずつ丁寧に花柄を摘んでいらっしゃいました。お忙しいなかご協力いただき大変ありがとうございました。
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