ロココはドイツ、タンタウのつるバラです。つるはよく伸びて、秋に大苗で買ったものが、2年目の春には壁面を埋め尽くすほどに大きく育ちました。一面に咲き乱れる様子はとても優雅で、香りは少ないものの人気があります。まさにロココ調でアンティークな雰囲気のバラです。
花の中心に灯りがあるよう
淡いアプリコット色のフリルの花びらも優美ながら、花が開いてくると、中に灯りか隠れていたかのように黄色の花芯が見えてきます。
バラを描くとき、その花の一番美しい時を描きたい、そうやって見てるだけで描けずに散ってしまうこともしばしばあります。つぼみから、散っていくまでのどの瞬間も魅力的で、ただ見ているだけしかできないのです。
咲いてから散るまではあっという間です。しかしバラは花を咲かせるまでに、その何10倍もかけて花の準備をします。それは目に見えなくても、水面下では確かにおこっている変化で、どんなことにも共通することなのだと教えられます。
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