フランス デルバールのバラ、ナエマ。それはゲランの香水の名だそうです。透明感のある薄いピンクは誰からも愛され、香りもまた素晴らしく、四季咲きで丈夫、およそ欠点が見当たらないバラです。
ナエマとアラビアンナイト
ではゲランの香水、ナエマの由来はというと、アラビアンナイト(千夜一夜物語)に登場する双子のお姫様の一人の名だそうです。
ナエマ姫のお話
「双子のお姫様マハネとナエマは、顔はそっくりでもまったく性格の違う二人でした。ある時予言者から、二人の運命が閉じ込められた小箱もらいます。予言者は正しい時までこの小箱を開けてはいけないと言いました。年頃になった二人は、一人の王子を同時に好きになってしまいます。ナエマはこの恋の行方が知りたくて、この運命の小箱を開けてしまいます。小箱の中には、マハネのには水の流れが、ナエマのには炎の花が入っていました。どんな物にも寄り添い流れる水に対し、激しくすべてを焼き尽くしてしまう炎。それを見て悟ったナエマはマハネに王子を譲ったということです。」
千夜一夜物語はちゃんと読んだこともなく、アラジン、シンドバット、アリババぐらいしか知らないので、これはネットにあったナエマのお話をあらすじとしてまとめたものです。興味ある方は秋の夜長に読んでみられては?ただし、原典は内容が残酷だったり、おとぎ話というより大人向けだそうですよ。
ところでマハネ(mahane )と、ナエマ(nahema)、アルファベットにすると、なんとアナグラムになっているんですよ。何だか意味深いですね。
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